断熱材はスタイロフォームを使うことに決まりました。
断熱のためには、全面にスタイロフォームを貼り付けるのが一番ですが、そうすると光が中に入らなくなってしまいます。
直射日光を嫌う植物とはいえ、真っ暗なところで元気に成長するとも思えません。
光を通して断熱もできる素材というと、ポリカプラダンしか思いつきませんでした。
見えにくい画像ですが、段ボールをプラスチックで作ったのがプラダンで、プラダンをポリカーボネートで作ったのがポリカプラダンです。
商品名はハモニカーボというものでした。
もともと段ボールの構造は、板と板の間に空気の層を含むので、断熱性に優れています。
避難所などの簡易ベッドなどに使われることもあり、身近な断熱素材です。
その段ボールの構造を生かして、対候性の高いポリカーボネート製で段ボールのような構造をもつのがポリカプラダンです。
二重窓を作るときなどに使われる素材なのですが、3層構造で1枚の厚みが薄く済むので、同じ厚みのポリカーボネートよりも安く手に入るありがたい素材です。
構造としては、骨組みを木材で作り、植木鉢を中心に下の方をスタイロフォームで囲ってしっかり断熱し、上の方はポリカプラダンで太陽光を取り込む、という風にしようと思います。
作り方が決まったので、ホームセンターに行って材料を購入してきました。
赤松材の角材、スタイロフォーム、ポリカプラダン、それからプラダンです。
スタイロフォームを貼る下の方ですが、外側をどうするか悩んで、プラダンにすることにしました。
対候性は低いので、劣化してしまうかもしれませんが、こちらも段ボールのように3層構造になっているので、断熱性能が高まるかな、と考えました。