2019年4月30日火曜日

剪定枝を使ってスプーンとバターナイフを作ってみた その1

これは、2016年7月のDIYです。

振り返ってみると、2016年の7月には、たくさんのDIYをしていたんだなと思います。だいたい毎年のパターンで、仕事がひと段落する7月には、気持ちが切り替わって、創作意欲が湧くことが多いので、大物DIYもよくしているのです。

が、まだ一番下の子が1歳になったばかりだったので、外に出ることもはばかられて、小物DIYが多かったのだと思います。

我が家の狭い庭には、オリーブの木が植えてあります。家を建てた後に、園芸屋さんを呼ぶお金もないので、ホームセンターなどで見ていて、気に入った苗木を植えたら、このオリーブはかなりのスピードで大きくなりました。


ウッドデッキの木材の紹介のために撮った写真なので、ピンボケで、写りはよくないですが、奥のど真ん中の木がオリーブです。5~60cmくらいの苗木だったのに、みるみる間に大きくなって、今では、もっと大きくなっています。

一緒に2本購入したのですが、もう片方は、途中で植え替えをしたこともあって、まだ小さいままです。根がしっかり育つことが大切なんだと勉強になりました。

毎年、このオリーブの木は、大きく育つし、生い茂るので、剪定が必要です。剪定を業者に頼むと、けっこうなお金がかかるようなので、毎年2月~3月ごろに自分で剪定を行っています。

素人の剪定なので、そのやり方であっているのか、不明ですが、枝の量を減らすために近い所にある枝は片方を根本から切り、上の方に伸びている枝も、届かなくなる前に切ります。あと、大きくなりすぎた幹も、ある程度の本数を遺して切っています。

毎年、強剪定を行うので、こんもりと山ができるくらいに剪定枝が出てきます。細いものは使い道がないので、葉っぱと一緒に家の裏側に放置しておいて、自然に返るのを待っておきます。

太いものは、乾燥させれば、薪として活用できるので、適当な長さにカットして、薪棚で乾燥させてあります。

今回、目を付けたのは、自然に返そうと思うと長い年月がかかりそうだけど、薪にするには細すぎるサイズの枝です。そういうサイズの枝を何かに使えないかと思って、一応家の裏側の一時ストックできる場所に、放置してありました。

薪として使うには、まだまだ乾燥が足りないのですが、工作に使うならいいかなとおもったので、その枝を取り出してきて、妻に、何か作ることができないか尋ねてみました。

妻も急な質問だったため、悩んでいたのですが、スプーンやバターナイフなどの食器を作ってはどうかと提案をくれました。

調べてみたところ、オリーブの木は、お皿やまないた(カッティングボード)などにもよく使われているようで、食器には向いている木のようです。





確かに、木目が美しくて、味のある雰囲気だと思います。ただ、お皿や勝手イングボードを作るほどに太くしようと思ったら、何年もかかってしまうので、今回はスプーンやバターナイフに挑戦してみようと思います。

2019年4月28日日曜日

端材で木のお皿を作ってみた

これは、2016年7月のDIYです。

せっかくの3連休でしたが、子どもの体調が良くなくて、どこにも出かけられませんでした・・・。そこで、家の中でできるDIYをしようということになりました。作業小屋に行ってみると、使い道のなさそうな短い杉材が目に入りました。


これで、何か作れたと思って家に持ち帰り、妻と話し合ってみると、お皿にしてはどうか、となりました。食器は難しいんじゃないかと言ったのですが、しっかりとしたお皿までいかなくても、内側を軽く削ってそれっぽくできるんじゃないかと言われたので、挑戦してみることにしました。

今回は、妻もやりたいということだったので、2人で一緒に作ってみることにします。s業とはいっても、彫刻刀で内側の部分を削って仕上げるくらいですが・・・。


まず初めに、枠をしっかりとるために、まわりを5mmほど残すように枠を取り、枠線を彫刻刀の「切り出し」で切りました。

切り出しは、斜めに刃がついていて、直線に線を入れるように切るときに使う彫刻刀です。今回は、この線を仕切り線にして、線までを掘り、線の外側は枠として残すことにします。


実際の作業です。先に切り出しで切り込みを入れているので、そこに向かって丸刀で削ると、刃がそこで止まって、輪郭がくっきりします。1か所だけ勢い余って、削ってしまっていますが・・・。


どんどん削っていきます。表面が汚かったのですが、やすりがけもするし、使用する部分については、きれいに削っておくので、お皿として使うときには、きれいな所しか残りません。


いつもは1人で孤独にDIYをしているので、作業中の風景は撮れませんでしたが、今回は、妻が撮影してくれました。彫刻刀を使うときの注意点は、彫刻刀を持たない方の手は、刃の前に出さない、ということです。

作業に熱中すると、手の位置がずれていってしまいますが、刃の前に手を出さなければ、ケガをすることもありません。板を見ても大した違いは見えませんが、削りくずはたくさん出ているので、けっこう削っています。


木目は残ってもいいかなと思うので、ツルツルには仕上げません。2~3mmは削れたと思うので、この辺りでお皿として使う所の削りは終了します。


続いて、裏面ですが、やはりお皿なので、角は丸めておきます。彫刻刀だときれいなアールは出せませんが、それなりに仕上げておきます。最後はやすりでこする予定です。


木目に沿って丸めたいので、短い方の辺は、彫刻刀の向きがこうなります。こういう向きで彫刻刀を使うと、机に向かって刃が飛び出しそうで怖かったです。


全体が掘れました。この後、やすりがけをしました。ガタガタが少しマシになり、ささくれもなめらかになりました。


水が染み込むと、食器としては使い勝手が悪いので、オイルをぬることにしました。前回の反省を受けて、ブライワックスは使わないようにしました。いろいろと調べると、ワックスとして使えるオイルと使えないオイルがあるそうなのですが、家にあった「ピーナッツオイル」はワックスとして使えるようです。

このピーナッツオイルを、表面に塗って磨けば、多少水をはじいてくれると思います。


やすりがけと、オイルの塗りこみで、ツルツルに仕上がりました。


作るときは、洋風をイメージして作ったのですが、妻が和風の食材をのせても、合うように思います。端材を使って、イメージ通りの食器が作れたので良かったです。

2019年4月27日土曜日

パン保存ケースの木製台を作ってみた

これは、2016年7月のDIYです。

妻は、ときどきパンを作ります。料理が好きなので、「こんなパンを作りたい」と思ったら、いろいろと工夫をしながら作っているようです。

その妻から、作ったパンが乾燥しないように保存するケースを作りたいとの依頼がきました。作ったパンを撮影しておきたいので、保存できつつ、見栄えのいいものを求めているようです。

こういうDIYは苦手で、実用性を考えるのはできても、デザイン性や見栄えを考えても「よく分からない」となってしまいます。今までも、いろいろと考えて作ったものの、なかなか妻の眼鏡にかなう作品を作ることはできませんでした。



ネットで検索したら、こんな感じのものが出てきました。おしゃれだし、創作意欲もわくので、こんな感じでどうかと聞いたのですが、「これだと中身が見えない」と言われました。確かに依頼内容として、中のパンは見えるように、と言われていました。

真空にできるので、パンの品質は保てますが、見栄えが・・・。ネットで探しても、方向性が見出せません・・・。



メインは、パンを切ることなので、主な目的がずれていますが、この形だったら、中のパンがよく見えます。都合のいいことに、ケーキなどを入れて、乾燥させないためのケース(上の部分だけ)なら、持っているそうなので、上はそれを使って下の部分だけ木で作ってみることにしました。


そのケースがこれです。内心、中にお皿でも入れてこれをかぶせておけばいいのでは!?とも思ったのですが、せっかくの依頼なので、台を作ってみることにします。あまり凝ったものは求められていないようなので、シンプルを心がけます。


円形のカットは、丸ノコではできないので、ジグソーを使って、カットしていきます。ジグソーは刃が細く、上下動する力で切断する工具です。丸ノコと比べるとまっすぐカットする能力では劣りますが、ジグザグや円形のカットなどのフリーカットは得意です。


円形にカットすることができました。よく見るとガタガタしていますが、ジグソーだと仕方ないかなと思ってあきらめます。このままでフタを置いても、隙間が空いてしまってパンが乾燥してしまうので、密閉できるように工夫してみます。

円形にカットした板の縁に、もう1周円を書きました。この円がフタのサイズと同じ大きさになっています。この部分に溝を掘ることで、密閉できるようになると思います。溝は電動トリマーで掘ります。



これもフリーハンドでの溝堀りになるので、ゆっくり慎重に進めていきます。


掘ることができました。きれいな円とは言い切れないですね・・・。


近くで見るとこんな感じです。少しガタガタしているのと、木くずが残っているので、やすりがけをして、できるだけ滑らかに、木くずなどが残らないようにしていきます。


フタをのせたら、しっかりとはまりました。うまくはまらなかったら、微調整が必要だと考えていたのですが、あんなにガタガタしていた割に、一発OKでした。


仕上げにブライワックスのアンティークブラウンを塗りこみます。ブライワックスは、天然成分でできているので、食べ物でも大丈夫かなと思っていました。


塗った後です。塗ってから気づきましたが、ブライワックスは独特のにおいがします。油のにおいかなと思うのですが、落ち着くまではけっこうにおいます。妻にとっては、においが気になったようで、結局においが落ち着くまで作業小屋で放置されることになりました・・・。


大した工夫のある作業ではなかったのですが、どんなものが必要なのかをすりあわせて、結果的に必要な形にできたので、よしとします。