2019年12月30日月曜日

引き出し収納を作ってみた その5

それでは、引き出しの取っ手をDIYしていきます。

まずは、材料ですが、庭に植えているオリーブの木を使おうと思います。




オリーブは、地中海地方でよく植えられている植物で、実からオイルが取れることで有名です。

日本でも良く成長するので、庭木として植えられていることが多いです。

葉っぱに特徴があり、おしゃれな木だと思います。

我が家にも2本植えられているのですが、毎年とても成長して、剪定が大変でもあります。

春先に剪定するのですが、木1本分くらい切ったんじゃないかというくらいに剪定枝が出てきます。細いものは処分するのですが、太めの物は、家の裏で乾燥させて、DIYに使ったり、薪にしたりしています。

 オリーブの剪定枝でスプーンを作ってみた

今回も、この剪定枝を使って、取っ手を作ってみたいと思います。



まず、剪定枝の中で、そこそこ太いものに、2か所、ドリルで穴を掘ります。

枝の半分くらいまで掘りました。



そこに別の剪定枝を突っ込みます。

木工用接着剤をつけて、コーススレッドでも留めておきます。



あんまりかっこうよくないのですが、グラグラしたり、取れてしまうよりは、いいと思います。



こんな感じです。

握って引き出しやすいように、手の当たる部分には節や枝を切った部分がいかないように木をつけました。

2019年12月28日土曜日

引き出し収納を作ってみた その4

引き出しの外枠も、ただベニヤ板を固定するだけなので、スムーズに完了しました。

まだ手前の板はつけていませんが、一度外枠の中に引き出しを入れてみます。



作業中の画像を撮れていなかったのですが、引き出しを滑らせるレールなどは取り付けず、ベニヤ板を枠に固定して、その上に載せています。

レールがあった方が、滑りもいいし、ずれたりもしにくいと思うのですが、できるだけお金はかけずに、という指令がありました。

また、スライドレールをつかって、引き出しを作った経験がないので、自信が無くて、というのもあります。

ちゃんとしたものを買えば、最後まで引き出しを引き出せて、使いやすくなるようです。

今回の引き出しは、両側に5mmずつ隙間を空けており、そこまできっちり作っていないので、簡易なストッパーでガタガタせずにスムーズに引き出せています。

続いて、引き出しの取っ手をどうするか考えます。

普通に考えたら、ホームセンターかネットショッピングで、取っ手を購入すればいいと思います。







いろんな形で、材質も様々なものがあり、好みに合わせて選ぶことができます。

ただ、今回は、お金をかけずに、ということだったのです。

ここで、好みのものを選んで取っ手を買うと、引き出しが6つあるだけに、6倍のお金がかかってしまいます。

そこで、取っ手も自作してみることにしました。

2019年12月27日金曜日

引き出し収納を作ってみた その3

丸ノコガイドを使って、端材の切り出しが終わりました。

カットした板のうち、外から見える部分には、先にペンキを塗っておきます。

大きな引き出しになるので、後で塗ろうとすれば、せまい作業小屋の中は大混乱になりそうなので、小さな部品のうちに塗装を終えておきます。



引き出しとして使うので、2度塗りでていねいに仕上げました。見える部分だけなので、そんなに量は多くありません。

油性の方がいいという話も聞くのですが、刷毛の後片付けや、体に付いたときの処理などを考えると、水性が便利です。


引き出しを作っていきます。

意識したのは、出し入れをスムーズにすることと、重いものを入れてもたわまないように、底の板を厚めにしておくことです。

厚めといっても、20mmや30mmではなく、12mmほどです。市販の引き出しなどは、5mmほどの板が入っていることが多いので、それよりは厚くしておきました。


側面の板と、奥側の板は、図のように固定しました。

側面の板は、引き出し本体の側面の板と当たっているので、裏側の板の端が、そこに当たることで、摩擦が大きくなるような気がしたので、裏側の板は、側面に当たらないようにしました。

固定のためのコーススレッドも、少し奥まで打ち込んで、表面にコーススレッドが出ないように意識しました。


妻から、浅い引き出しと深い引き出しが必要だと要望があったので、深い引き出しも作っていますが、作り方はいっしょです。

固定の仕方を失敗して、手前と奥でサイズにずれがあると、うまく引き出せなくなってしまうので、サイズの調整には時間をかけました。

2019年12月25日水曜日

引き出し収納を作ってみた その2

妻のお菓子工房の作業台下に引き出し収納を作ることに決めて、どんな形がいいのか考えていきます。



モザイクのせいで見にくいですが、作業台下です。

奥には無印良品で購入したストッカーが入っています。

このストッカーは高さもちょうどよく、サイズ感はいいのですが、幅がなく、大きなものは収納できません。

そこで、モザイクをかけた部分にちょうどあうサイズの引き出しを作っていきます。

人に見せない部分だから、材料にこだわらなくていいから、安く仕上げて欲しい。

ということだったので、できるだけ廃材・端材を作ります。

ベニヤ板や合板は、買うときにはサブロクといわれるサイズの物を購入します。

サブロクとは、三尺×六尺ということで、今の長さに換算すると、910mm×1820mmほどになります。

必要なサイズが、もう少し小さくても、そのサイズに合わせたベニヤ板や合板はないので、サブロクで買い、余った分はある程度ストックされることになります。

もちろん大きなものを作るので、端材だけでは足りないので、必要な分は購入しますが、小さな部品などは、端材で作っていきます。



これは、引き出しの側面の板です。

この長さだとスライド丸ノコは使えないので、できればホームセンターで板を買って、ついでにカットまでお願いしたいのですが、端材はそうはいきません。

そこで、丸ノコ用の定規をつくり、これを使ってカットしていきます。

市販の物でも、こういう定規があり、角度も調節しながら正確にカットできます。

ただ、ネット上でいろいろな情報を見ていると、市販の物を買わなくても、端材を使って、丸ノコのガイドを作ることはできるようです。

以前にブログでも紹介したように思いますが、画像も出てきたので、改めて紹介させていただきます。


これが、そのガイドです。

作り方は、薄いベニヤ板に少し厚めのベニヤ板を貼り付けます。木工用の接着剤を薄く伸ばして塗って、1日も置いておけば、がっちりくっつきます。

作ってすぐ使いたかったので、左端に角材を当てて、そこにコーススレッドを打って、強制的に固定しています。

厚いベニヤ板の端は、ガタガタしていてはいけないので、買った時の外側を使うか、しっかりきれいにカットした断面を使うようにします。

固定できたあとで、厚いベニヤ板に丸ノコを当てて、薄いベニヤ板をカットすれば、下の図のような状態になります。


薄いベニヤ板の端が、丸ノコの刃が通る位置になるため、薄いベニヤ板を、切りたい部分に合わせれば、きれいにカットできるようになります。

端材を丸ノコでカットしないといけない所は、このガイドを使ってカットしました。

2019年12月23日月曜日

引き出し収納を作ってみた その1

これは、2017年12月のDIYです。

妻の趣味はお菓子作りです。

妻ながら、趣味というと失礼に当たるのでは、というくらい本気でお菓子作りをしています。

どれくらい本気かというと、家を建てるときに、コンクリートで固めたままで床を貼らない部屋を一部屋作ったほどです。

お菓子の販売をするためには、水を流して掃除することのできる部屋を作らないといけないそうです。

最近では趣味の範囲にとどまらず、知り合いからお菓子作りを頼まれたりして、少しずつ活動の幅を広げていっている所です。

そんなお菓子工房の弱点は、収納が足りていないことです。



お見苦しい画像なため、モザイクをかけましたが、作業台の下が物であふれかえってしまっています。

カラーボックスなどを入れて、収納できればいいのですが、作業台の高さが中途半端で、3段だと入らず、2段だと小さすぎます。

ここにちょうどいい大きさの引き出しがあれば、材料だけでなく、ボウルなどの調理器具も収納でき、作業台の上や他の棚などが使いやすくできるはずです。

そこで、買うとなるとジャストサイズになるようなものは見つかるのか、ネットで探してみました。




一番安上がりなのは、こういうストッカーでしょうか。ただ、見た目がよくないのと、物をたくさん入れると、ひずんで動きにくくなるイメージがあります。




見た目は、格段に良くなりました。透明か白・黒かだけでこんなにも違うんですね。ただ、プラスチック製だと、弱さは変わりません。

また、サイズも探せばあるのかもしれませんが、ほとんどの物が共通サイズをとっているようで、そのサイズではうまく入りそうにありません。




こういうものだと、見た目はいいですね。でもその分値段が上がります。また、サイズがあいません。

そこで、今回もDIYで作ってみようと思います。

大きいDIYになると、少しサイズをミスしただけで、大きなずれにつながり、大きく作りすぎて引き出しがうまく入らなかったりしてしまいそうです。

逆に小さく作りすぎると、スカスカで隙間から埃などが入ってしまうようなものになってしまうので、慎重に作業を進めていきたいと思います。