2020年1月30日木曜日

お菓子工房の防寒対策 その3

お菓子工房のど真ん中辺りにある使っていない勝手口。



この勝手口があるせいで、冬は寒くなるお菓子工房を何とかしていこうと思います。

前回までの考察で、下半分くらいをふさいで、冷たい空気がたまる場所を作れば、冷たい空気は部屋に入ってこないで、そこにたまるのではないかという結論に達しました。

見た目が悪くならずに、断熱層を作る工夫をしていきたいと思います。

ふさぐ材料は、ベニヤ板を使います。



室内なので、素のままのベニヤ板というわけにはいかないので、水性ペンキのミルキーホワイトで塗装しました。

室外などで、耐久性を求められる場合には、水性だと弱かったりするのかもしれませんが、室内で使う場合や、耐久性が必要ない場合には、水性はとても便利です。

まず、有機溶剤を使っていないので、においがきつくありません。

また、刷毛や容器なども水洗いすることができます。

油性だと水で洗おうもんなら、刷毛や容器がネチャネチャになってしまい、廃棄しないといけなくなります。

もちろん専用の「うすめ液」を使えば、刷毛や容器の洗浄もできるのですが、塗装をメインにDIYをしているのでなければ、うすめ液をストックしておくのも面倒です。

中身は有機溶剤なので、引火することもあり、少し危険な気がします。

お菓子作りの現場でもあるので、ペンキは水性を使用しました。

続いて、ベニヤ板を窓枠に固定する準備を進めていきます。

一番困るのは下側です。他の3方と違って、木枠がありません。そこで、廃材を使ってベニヤ板を固定するための枠を作ります。


作るといっても、サイズ通りに木材をカットして、はめるだけです。工夫としては、できるだけサイズ通りに切って、押し込むくらいにはめておくことです。

そうすることで、木材が動かずにしっかり固定することができます。



横の枠の下側に少し隙間があるのですが、こういう隙間をほったらかしにすると、そこから冷気が入ってきてしまいます。


本当は断熱材を入れれば確実なのですが、この小さな部分にわざわざ買いに行くのも、と思ったので、食器洗い用のスポンジを流用しました。

裏のゴワゴワした部分を切り取って、スポンジ部分だけにして、すきまに両面テープで貼り付けました。

空気が断熱層になるので、そんなに間違ったやり方ではないと思われます。

2020年1月28日火曜日

お菓子工房の防寒対策 その2

付ける必要がなかったのに、何となく付けてしまった勝手口の扉。



この扉に工夫をこらして、寒さが部屋の中に入ってこないようにしていきたいと思います。

一番手っ取り早いのは、扉を全部ふさいでしまうことです。

扉には枠が付いているので、その枠に合わせてベニヤ板を用意して、貼り付けることで、扉としての機能は失われますが、寒さが入ってくることはなくなります。

勝手口として使うことはないとのことだったので、ふさいでいいと思い、妻に確認したところ、NGが出ました。

夏場に熱がこもってしまった時に、扉の上半分を開けて、風を入れることがあるそうです。



そういえば、真ん中に横棒が入っていますが、この横棒の上下でガラスが半分ずつに分かれていて、上や下の窓を上げ下げして、風を入れることができるようです。

知らなかったのですが、実際に動かしてみると、網戸も付いていて、便利な構造になっています。

しかも、東向きで午前中に太陽が入るため、この勝手口があることで部屋の中が暗くならないようで、ここをふさいでしまうと、暗くなってしまうようです。

そのため、この勝手口を全面的にふさぐことは無理になってしまいました。

下半分だったら、ふさいでも問題がないようなのですが、下半分をふさいで、効果があるのでしょうか。

そもそも断熱するための基本的な知識がなかったので、ネット上で調べてみることにしました。




これは、窓全面に貼り付けるタイプのものです。空気の層を作って断熱するようですが、全面に貼り付けるということは、窓を全面ふさぐのと同じ作戦のようです。



やはり、全面をふさがないとダメなのかなと思っていたら、このような商品も出てきました。

窓の下に方に薄い発泡スチロールシートのようなものを貼っています。

窓との間には隙間があるようです。

この商品や似たような商品を色々と探して、説明を読んでいると、冷たい空気は下の方に降りてくるので、降りた冷たい空気が部屋の方に入ってこないようにしたら、寒くなりにくい、ということでした。



防寒対策とは少しずれるのですが、こんなものもありました。

結露する理由は、窓の温度と室温で温度差があるからです。窓が冷たいのに、部屋が暖かいと空気中にたまっていられる水蒸気の量に違いが出てしまいます。

空気中だったらそのままでいられる水蒸気が、冷たい窓の温度では気体のままでいられなくて、水に戻ってしまったものが結露だそうです。

このヒーターで窓を温めることで、結露が防止されるようです。お金はかかりそうですが、カビが生えたりする心配がなくていいですね。

これらのことから、勝手口の扉の下半分くらいをふさいで、冷たい空気がたまる場所をつくれば、防寒対策になる気がしてきました。

次の記事から、具体的な作業に入っていきたいと思います。

2020年1月25日土曜日

お菓子工房の防寒対策 その1

これは、2018年3月のDIYです。

妻のお菓子工房のDIYが続いています。



一度足を踏み入れると、気になるところが続けて出てきます。

熱しやすく冷めやすい性格がそうさせるのかもしれませんが、とりあえず今はお菓子工房をよりよくしたいと思っているようです。

3月なので、だいぶマシになってきましたが、DIYを本格的に行っていた12月、1月ごろは、お菓子工房がとても寒く感じていました。

妻に聞くと、いつも寒いから厚着をして工房に行くそうです。

エアコンはついているのですが、寒いからといって暖房をつけるとそのせいでチョコレートが溶けてしまい、うまく固まらないなどの影響もあるようで、使えないこともあるそうです。

オーブンもあって、困らないこともあるようですが、好きなお菓子作りをできるだけ快適にできるようにと思ったので、断熱できるところはないか、考えてみることにしました。

まず、お菓子工房の問題点の1番目に挙げられるのは、床が貼られていない、という点です。

お菓子を販売するとなると、床を水洗いできる工房で作らないといけないそうで、その基準に合わせるために、地面の高さに仕上げのコンクリートを流してもらって、そのままにしてあります。

排水用の集水器もあり、設備としては申し分ないのですが、断熱がされていないため、下からの冷気が厳しいです。

ただ、まだお菓子を販売するまでに至っていないので、床の上にクッションフロアを敷くことで、下からの冷気はある程度抑えられています。

次に気になるのが、窓や勝手口からの冷気です。

特に勝手口は、開口部が広いのでそこから入ってくる冷気もかなりの量になると思います。

しかも、この勝手口は全く使われていません。

そもそも家を建てるときに、ハウスメーカーから
「勝手口を付けられるけどどこにしますか?」
と聞かれて、あまり深く考えずに、付けたものです。


この扉です。お菓子工房の中央付近にあるため、冷気が部屋全体に行き渡っています。

付けたものの、必要性がなく全く使っていません。

使わないのに寒さが入ってくるという状態になってしまっていました。

そこで、この勝手口に工夫を加えて、寒さが少しでも部屋の中に入っていかないようにしたいと思います。

2020年1月23日木曜日

ハードディスクをSSDに交換してみた

これは、2019年12月のDIYです。

このDIYは、他のDIYと違って時系列に沿って紹介していません。

このブログで紹介している他のDIYと違って、このDIYを紹介しないと、次のDIYに続かない、というタイプの物ではないので、リアルタイムで紹介しました。

 コンピューターのメモリを交換してみた

で紹介した通り、一体型省スペースコンピューターのメモリを交換してみました。

インターネットを見ようと、クロームを立ち上げたときなどに、待たされた感じが少なくなりましたが、起動時間などでは、まだまだ待ち時間が長い状況です。

電源ボタンを入れて、普通に使えるようになるまでに、10分くらいかかります。このもっさり感は何とかならないのか、ネット上で調べてみると、ハードディスクをSSDに交換すると、劇的に早くなる、との記事を目にしました。

SSDというのは、Solid State Drive(ソリッドステートドライブ)というものらしくて、多少の間違っているかもしれませんが、SDカードやUSBメモリを大きくしたようなもののようです。

しかも、それらのフラッシュメモリよりも同時にいくつもの作業をするので、書き込みや読み出しがHDD(ハードディスクドライブ)よりも速くなるそうです。

しかも時代が進んで、今の設定などをそのまま新しいSSDに引っ越ししてから、交換することができるようなのです。

そこでネット上で、SSDを探してみました。


どれがよくて、どれが信用できないかもわかりませんので、とりあえず値段で選びました。

自分が選んだものは、写真の物とは違うのですが、この写真の San Disk のものは、けっこう評価が高かったので、載せておきます。

元々のコンピューターのHDDは、3.5インチで、SSDは2.5インチなので、このままでは、サイズが合わないので、


この中に、SSDを入れて、このケースごとHDDのケースに収める、というものです。

こういった部品を購入して、作業に入りました。



実際に買ったSSDはこれです。

箱的に少し心配になりましたが、どの部品を買っても当たり外れはあって、結局は運の問題だと割り切って購入しました。



壊れたら、どんな保証をしてもらえるんだろう??と思いながら使ってみることにします。



変換マウンタはこれです。

箱には外国語ばっかりです。1000円弱で買えたので、これも当たり外れがあるかもしれませんね。



セットしてみました。SSDの接続部分が、マウンタの内部の接続部分としっかり接続できればいいみたいです。

マウンタの外側にも接続部分があるため、ケースの中で動かないように固定された状態で、SATAケーブルとの接続もできるようです。



これが、変換マウンタの裏側のSATAケーブルとの接続部分です。



ここが一番面倒で、大切な部分です。

交換前に、HDDに入っているデータをSSDに移しておきます。

普通のコピーでは、Windowsの中身はコピーできず、引っ越しはできないので、

Ease Usというメーカーの、To do back up というフリーソフトを使って、クローン作成という作業をします。

簡単に言うと、コンピューターの頭脳を、そっくりそのまま別の記憶媒体に移すことができるソフトです。

そっくりそのまま移してくれるので、交換してもコンピューターは気づかずに、そのまま作動してくれるようです。



元々、コンピューターが故障したときに、ハードディスクから大事なデーターを復旧させるために、こういうアダプタを持っていたので、これを使ってSSDをコンピューターにつなぎます。



つなぐと、不明なディスクと言われてしまったので、Windowsの「ディスクの管理」で、フォーマットしておきました。

フォーマットの形式には、「MBR」と「GPT」の2つがあるのですが、もともとのHDDの形式に合わせましょう。

私のコンピューターは、MBRだったので、フォーマットもMBRでしました。

クイックフォーマットでいいようですが、安物を買ったので、念のためしっかりフォーマットしましたが、そのせいで5時間くらいかかりました・・・。



これが、Ease Us の To do back up の画面です。

クローンを選んで、ソースディスク(元になるディスク)はを選び、「次へ」をクリックします。




ターゲットディスクに、SSDを選択します。

コンピューターの画面を写真で撮ったら画像がひどかったため、この画面は後で撮り直したものです。なので、選択しているディスクが変になっています。

続いて、「高度なオプション」をクリックし、



SSDに最適化を選びます。

どう最適になるのかは分かりませんが、使いやすそうなので、選んでおきます。



最後に「実行」をクリックすれば、後は勝手にクローンを作ってくれます。

150GBくらいの量だったのですが、4時間くらいかかりました・・・。

なかなか進まないし、残り時間がどんどん増えていくので、待ち時間が一番辛かったです。



あとは、パソコンの電源を抜いて、裏を向けてネジを外します。

周りと中央に合計11本のネジがあります。



開くとこんな感じです。

下の中央にあるケースがHDDです。ネジ3本で固定されています。

右側にSATAケーブルがあって、つながっています。



ここがSATAケーブルですね。



指でつまんで引っ張ると抜けます。



ネジ3本を外すとケースが取れました。ハードディスクです。1TBの容量です。



ここにHDDの代わりにSSDを入れます。



もちろんですが、ぴったりフィットです。



ふたを閉めました。



この画面になるまでに、5分くらい待っていたのが、45秒くらいで、この画面まで来ました!!!!

購入後はだんだんもっさりしていくのが当たり前、と思っていたのが、メモリを交換してSSDにしたことで、かなりスピードアップしました。



交換前のベンチマークテストです。見方は分かりませんが、貧相な数字に見えます。

これが、



このように変化しました。依然として見方は分かりませんが、数字がアップしているのは明らかです。

この状態で使っていって、どのように変化していくか、不具合が出たか、なども随時お知らせできたらと思います。