2019年11月30日土曜日

タワーペンスタンドを作ってみた その4

切り込みを入れた板を塗装していきます。

BRIWAXのジャコビアンを塗りこみました。
家で使うものには、あまり濃い色の塗装をしないのですが、職場の机の上なので、ジャコビアンにしてみました。

杉板に塗ると、焼き板を作っているような色味になります。濃く色が乗るところ(柔らかいところ)と、あまり色が乗らないところ(硬いところ)の色の差がきれいです。


ペンキのあとなどは残ったままですが、古材感を大切に、そのまま進めていきます。

裏面は水性ペンキのミルキーホワイトで塗装しようと思うのですが、今回は、ちょっと試したいことがあるので、こんなものを用意しました。




これは、クラッキングメディウムというもので、ターナー社が作っているものです。

これを、ペンキを塗る前に板などに塗っておいて、その後で塗装をすると、塗装面にひび割れができる、という液体です。

塗装面にひびがはいることで、古材感がアップするといいなと思って使ってみました。

古い道具の塗装が、経年劣化と乾燥などで収縮し、ひびが入ってくることがあるのですが、そんな感じにしたいと思いました。


中身はこんな感じです。なお、水のりでも代用できるようです。

結果は、失敗でした・・・。塗るタイミングなのか、量なのか分かりませんが、うまくひびが出ずに終わりました。

もったいない感じもしますが、クラッキングメディウムについては、またリベンジしたいと思います。

2019年11月29日金曜日

タワーペンスタンドを作ってみた その3

DIYをスタートします。



側面の板に、斜めに切り込みを入れ、仕切り用の板をはめようと思うので、まずは切り込みを入れていきます。

彫刻刀でやったら、かなり時間もかかるし、まっすぐに切り込みが入れられなくて、板が入らなくなるかもしれません。

トリマーでやると、節などに当たると暴れることがあるので、やはりきれいにするのには、治具などの準備に時間がかかりそうです。

そこで、今回は、スライド丸ノコを活用してみました。



何度もおすすめしていますが、スライド丸ノコは本当に使いやすい工具です。今回は、斜めに切り込みを入れるので、事前に台を調節して、切り込みを入れたい角度に合わせました。

こういう調整ができるので、作業が短時間でできます。また一度設定した角度を保持できるので、同じ角度で何枚も切ることもできます。

この前、カインズに行くと、PB商品なのか安いメーカーの商品なのか、1万円台でスライド丸ノコが売っていて、びっくりしましたが、値段の差がどこに出てくるんだろう?とは思います。



高い分、買うとなるとためらいますが、作業に不慣れな人ほど、正確性でも安全面でも、お勧めの工具だと思います。

自分は、日立工機(HiKOKI)の物を使っていますが、RYOBIでもマキタでもそれほど性能に差はないと思います。



左右に溝が入りました。

仕切りの板をはめるためには、左右対称になるように切り込みを作る必要があります。

なお、端材のため、杉板にペンキなどの塗料がついていてきれいではありません。

サンダーで削れば、きれいにはなるのですが、古材感がほしかったので、そのままで作業を進めています。



2019年11月27日水曜日

タワーペンスタンドを作ってみた その2

どんな形のものにするのか、けっこう悩んでいます・・・。

ペン立てを新しく作ることは、決定しているとして、使い勝手がいいからといって大きすぎると、邪魔になるでしょう。

コンパクトさだけを求めるのなら、今使っている缶でいいものの、それでは使い勝手が悪すぎます。




ネット上をウロウロしていたら、いいものを見つけました。

ペン立て部分が、斜めになっているのです。

この形なら、ペンの取り出しやすさは、立てているときと変わらないし、一番下の段は、斜めになっていなくて、奥が狭い分、小物の収納になりそうです。

使い勝手なども考える必要はあるでしょうが、とりあえず作っていってみることで、分かることもありそうです。

自分の生活パターン、使っている物なども考慮に入れて、使い勝手が良くて、愛着の湧くものを作っていきたいと思います。



最初に必要そうなものを用意しました。側面の板は、杉板を使おうと思います。

よく使う板なので、端材も大量にあるし、柔らかいので加工が簡単です。

また、裏側の板には、桐の集成材を使いました。

桐といえば、和ダンスなどにも使われる木材です。柔らかくて軽いので、加工性が高く、木の間に隙間が多くて、湿度調整などもできるため、衣類の保存にむいているからなのだそうです。

集成材なのでちゃんとした板ほどいいものではありません。今回のDIYでは、どちらかというと保存性はあまり大切ではなく、加工性の高さと、サイズ感が重要です。

家にあった端材で、作りたいサイズの大きさの板があったので、この板にしました。

2019年11月25日月曜日

タワーペンスタンドを作ってみた その1

これは、2017年8月のDIYです。

この時期、筆記用具の管理に悩んでいました。
職場の机の上のことなのですが、筆記用具をどのように置くと使い勝手がよくなるのか、けっこう考えていたのですが、特に解決策もなく、ふつうのペン立てに立てていました。




こんなのだったら、見た目にもおしゃれですね。机の上にあったら、うれしくなると思います。




こういうアメリカンな感じも好きです。が、整理整頓できていないと、ごちゃごちゃしそうな気もします。
ただ、私の使っていたのは、お土産でもらったお菓子の入っていた缶か何かで、容量も多くないし、いつもパンパンに詰まっていました。

ハサミやカッター、蛍光ペン、ものさし、油性ペン、ボールペン、鉛筆、のりなど必要なものをボンボン詰め込んでいくと、いつもパンパンになってしまっていました。

あと、消しゴムや付箋などはいれてしまうと、底に入ってしまって、取り出すことができません。まあ、そんな小さなものは入れなかったらいいのですが・・・。

必要なものを取ろうとすると、缶の縁に引っかかって出にくかったり、缶が一緒に付いてきたりして、けっこうストレスになっていました。

もう少し大きなペン立てを使えばいいのかなと思い、探してみました。




種類わけをすれば、整理整頓はできそうですね。

ただ、この形状だと小さな消しゴムや付箋などの小さいな文房具が入れられないままです。




これくらい大きくて浅いと、上から手を突っ込めば取れそうな気がします。いいなぁと思い、購入寸前までいきました。

ただ、上向きの穴だと、手を突っ込んだ時に、中を見ながら探すことができず、ゴソゴソゴソゴソと探し回ることになるんじゃないかと思ったのです。

こういう小物のDIYをするときには、作り出すまでに時間がかかることが多いです。

2019年11月23日土曜日

無垢材のベンチを作ってみた その4

余談が長くなってしまいましたが、作業を続けていきます。

足の長さが正確になるように、ホームセンターでカットしてもらったSPFの2×4材をくっつけていきます。



固定するときも、直角がしっかり出るように、コーナークランプを使いながら作業します。

これも、クランプで固定することで、直角がしっかり出せるので、便利な工具です。



4つセットで持っていると、一気に箱型が作れますね。

ケヤキの板にSPFで作った枠を固定します。



固定した枠に、SPFの2×4材と、2×4材を半分に割った(1×4材のサイズ)板を直角に組み合わせたものを、沿わせて固定します。

かぎ型にして固定すれば、2方向から固定できるので、脚がグラグラしにくいかなと考えました。



外から見ると、こんな感じです。かぎ型にみえないので、見た目の方がどっしり見えますね。



色は、木材保護塗料で、ケヤキの板に近い色を探して塗っています。少し赤茶色っぽくなったのですが、脚として取り付けると、違和感はそれほどありません。



雨はそれほどかからないので、防腐のため、というよりは、着色のためです。

続いて、座面を滑らかにしていきます。



ものすごく、ざらざらしているんです。あまり研がれていない刃でカットされたのかな、と思いながら、やすりがけを始めましたが、凸凹が大きいうえに、表面から白い粉が出てきて、なかなか滑らかになりません・・・。

白い粉が何なのかはわかりませんが、木の油分ではないかなと思いました。やすり掛けすると、柔らかくなるので、とにかく扱いづらかったです。

最後は、ディスクグラインダーに砥石をつけて、ガリガリこすりました。

サンダーより早く作業が済みました。

ちょっとガタガタしている気もしますが、屋外のベンチなので、気にしません。


最初のザラザラからすると、かなりすっきりしました。

後は、表面がツヤツヤになっていた方が、触り心地もいいし、表面の保護にもなるので、BRIWAXを塗りこんでおきました。


ほんの少しだけ色が変わったのが分かりますかね??

塗った本人ですら、分からないレベルでの変化です。


子どもが、足がぶらぶらしないで座れるように、と思って作ったら、机に比べて、少し低くなってしまいました。

また微調整が必要ですが、今日はこれくらいにしておきます。