2019年11月22日金曜日

無垢材のベンチを作ってみた その3

DIYで家具などを作るときに、一番大切になる精度を出す、ということについて、少し自分の考えを書かせてください。

大工さんが、のこぎりで木をまっすぐに切る作業を見ていると、それだけですごいものを見せてもらった気がします。




子どものころにこんなのこぎりにあこがれていました。

かんなで均一な厚さで木を削り取る動きにも、まっすぐに突き刺さっていく釘にも感動したことがあります。




こんなかっこうのいいかんなを持ちたいと思いますが、わたしがかんながけをすると、ボソボソの木くずが、ボロボロと出てくるだけで、かつお節のようなきれいな削り方になりません・・・。

釘打ちも、回数を重ねて、曲がることは減りましたが、気持ちよくスパーン!!と入っていくことはまれです。

大工さんの能力は長年の修行と鍛錬で身に着けたものです。私もいろんなことがうまくできるようになりたいと思いますが、職業ではないので、限界があります。

DIYでは、その能力の違いを埋めるのが、電動工具だったり、治具だったりするのだと考えています。

丸ノコにしても、普通の丸ノコはのこぎりより速く切れて便利ですが、手で持つため、線がまっすぐになりにくいです。

そのため、治具を使って、直線が引きやすいように工夫します。

例えば、薄いベニヤ板(3mmくらい)の上に、直線がしっかり出ている少し集めのベニヤ板(5mmくらい)を貼り合わせます。


厚みのある板に、丸ノコの端を合わせて、薄い板をカットすると、それ以降は、薄い板の端が、丸ノコのカットラインになります。

切りたい直線と、薄いベニヤ板の端を合わせて切れば、板がずれない限り、かなりまっすぐに切ることができるようになります。

知り合いにこれを教わってから、DIYの作品のできが、かなりアップしました。

でも、それ以上に大事なのは、道具です。

その後、スライド丸ノコという電動工具を購入しました。



私が持っているのは、当時日立工機と言っていたメーカーの物ですが、30000円前後だったと思います。

購入するまでにもかなり悩みましたし、お金も少しずつためて、やっと買うことができました。

スライド丸ノコの良いところは、刃が固定されていて、スライドさせれば、ずれることなく、まっすぐに動いてくれるところです。

特に、メーカー品を買っておけば、精度も高いと思います。

特別な技術がなくても、スライド丸ノコを持っていれば、かなりの精度で木を切ることができるのです。しかも丸ノコより安全に。

切れる木の幅が決まっているので、万能ではありませんが、スライド丸ノコを手に入れて、かなりできることの幅が広がりました。

話が長くなってしまいましたが、DIYをするなら、少しお金はかかりますが、安全で便利な道具を手に入れる、というのも選択肢になるかな、という話でした。

それがもったいない間は、ホームセンターのカットサービスを利用することで、精度はかなり高まるので、お勧めです。

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