2020年5月30日土曜日

ピザ窯をウッドデッキ上に移動させてみた その21

ピザ窯の構造は完成です。



これでピザを焼くことができます。

でもこのままでは、見た目が悪いままになってしまうので、見た目を何とかしていこうと思います。

外回りの見た目改善に、ホワイトセメントを使いました。

この商品は、セメントが白い、という状態なので、使うときには、砂を混ぜた方がいいように思います。

砂も混ざっていて、使い勝手がいいものとしては、




絵から何ともいえない郷愁が漂いますが、中身は昭和生まれではなと思います。

これだったら、水を混ぜるだけで使いやすい状態になると思います。

後は窯の周りをひたすら塗っていきます。



オリーブの葉っぱが邪魔ですね・・・。このまま塗ったらオリーブの葉っぱも塗ってしまいそうです。枝をワイヤーで引っ張りながら塗装しました。



きれいに塗るのは無理なので、わざとこて跡を残すようにしました。模様と思いこむことで、技術的な拙さはカバーします。



前面も塗装しました。

外での作業なので、養生もせずにどんどん塗っていきます。


時間がかかりましたが、日が暮れるまでに終了できました。


続いて、板を貼っていきます。逆側にも板を貼っているので、ここにも貼っておいたら統一感が出るかなと考えました。




完成です!!

真夏の厳しい環境の中で、10日以上かけて作りました。


このブログのタイトル画像になっている子の写真は、このピザ窯の完成時に撮られた写真です。

できあがったので、早速ピザパーティです。



開口部からどんどん空気が入っていくので、どんどん木が燃えていきます。

開口部から奥に向かって風が吹き、高温になった空気が窯の天井を伝って煙突から出ていく間に窯がどんどん温まります。

窯の天井が白くなったら、「煤切れ」と言って不完全燃焼のときに出る煤が出なくなっているくらいに高温になっている証拠だそうです。

煤切れになったら、ピザを窯の中に投入します。

ちなみに、苦労して取り付けた温度計は結局うまく反応しませんでした。

温度計の先を窯の内部に届かせることができなかったのが敗因だと思います・・・。



床が大谷石だと、ピザの裏面の焼け具合が甘いので、鉄平石を入れてみました。鉄分が多いからか、鉄平石の方が裏面が良く焼けるように思います。

入れて30秒くらいの様子ですが、一気に焼けていきパン生地はふくらみ、チーズはドロドロになっています。

窯の温度や状態が良ければ、2分足らずでピザが焼けます。

生地と材料作りを妻が、火の管理を私が担当し、ピザは各自で好きなようにトッピングします。

順番にピザを焼いては、これがおいしいとか、こういう工夫がうまくいったなどと盛り上がっています。

暑い日には陽が落ちてから、まだ暑くない時期には昼間にピザパーティが楽しめます。

暑くて辛いDIYでしたが、作ったことでもっとウッドデッキを活用できるようになりました。

2020年5月28日木曜日

ピザ窯をウッドデッキ上に移動させてみた その20

ピザ窯のドームの上に断熱のための砂を詰めました。



画像は前回作った方のピザ窯の物です。

暑さに耐えながらの作業で、ここら辺の作業中の写真が少ないのでご容赦ください。



断熱用の砂の上にセメントを塗りました。

ここは高温が当たるわけではないので、普通のセメントを使いました。

中の砂が濡れてしまうと、具合が悪くなりそうなので、セメントを練るときに、防水剤を混ぜました。




セメントを練るときの水に、決められた量を混ぜるとセメントが防水セメントになります。

池を作るときに使ったので、使い方は難しくありませんでした。



写真の上の方に見えるレンガはダンパーです。

あのレンガを手前に引き出せば、熱い空気が煙突を通って外に出ていくので、窯の開口部から空気がたくさん入ってきます。

そうすると薪が良く燃えるので、窯がどんどん温められていきます。

窯が温まった後は、レンガを押し込んで空気の出ていく量を調節して、火の出す熱い空気を窯の中に残すようにします。

温度の管理がしやすくなることで、おいしいピザが焼けるのでは?と思い一工夫してみました。


同じ写真を3回も載せてしまっていますが、窯の蓋は前回に作ったものを再利用しました。

2020年5月26日火曜日

ピザ窯をウッドデッキ上に移動させてみた その19

ピザ窯の中のドーム作りに取りかかっています。



真夏の厳しい環境の中で、連日作業を続けていて、ゴールが見えてきたからか、この辺りの写真がすごく少ないです。

作業としては、この新聞紙の上にアサヒキャスターを塗りました。


とても扱いやすい耐熱セメントです。

同じような商品でも、熱を加えないと固まらないものもあったりするのですが、これは普通のセメントと同じように使うことができます。




砂を新聞紙で覆っているので、この上にセメントを塗っても、砂がセメントと一緒に固まることがないので、新聞紙の上からアサヒキャスターを塗っていきます。



画像がないため、以前に作った古い方のピザ窯のときの画像で説明しますが、こんな風にドームができあがります。

厚みは3cmほどだと思います。

薄すぎると、熱を加えたときや冷えていくときに割れそうな気がしたので、薄い所ができないように注意しました。

前回の窯を解体するときに、ひびは入っていなくて、解体に苦労したので、今回も頑丈にできていると思います。

この後、ドームの中の砂を取り除きます。



これも、前回のピザ窯の画像です。

中に入ってくれているのは、今はもう中学1年生になった次男くんです。このときは幼稚園の年長くらいでしょうか。

ピザ窯の中に頭を突っ込んで、中の砂をかき出してしてくれました。

手前のバケツがピザ窯の中の砂を取り出したものです。

新聞紙は、ドームの内側に貼りついてしまいますが、火を入れれば燃えてしまうので、問題ありません。



作業内容は同じなので、旧ピザ窯の画像でご容赦ください。

窯の開口部のアーチ状のレンガの上にコンクリートブロックをはめ込みます。

形に合うように整形する必要があるので、ディスクグラインダーを使いました。

レンガや石などを切断するときにとても便利です。刃が高速回転するので、気をつけて使わないと危ないですが、これなしでピザ窯を作るのは大変だと思います。

刃はダイヤモンドカッターを使いました。




刃の部分にダイヤモンドの粒がついていて、それで石やセメントを削るようです。

石用やコンクリート用の切断砥石もあるのですが、これが一番早く切断できるし、長持ちするように思います。


もう1回同じ画像ですが、ドームの上に中からかき出した砂を入れました。砂よりもパーライトなどの方が断熱性能は高いと思いますが、不要になった砂を使う方がお得だと思って入れました。

2020年5月23日土曜日

ピザ窯をウッドデッキ上に移動させてみた その18

窯のドーム天井を作る準備を進めています。



砂もたくさん入りました。

ここで、もうひと遊びしておきます。

実用性があるかは分かりませんが、少なくとも見栄えは良くなるだろうと考え、写真の左下に温度計を設置してみました。



庭に転がっていた金属製の容器の底に穴を開け、そこに温度計を突っ込みました。




窯などに使う温度計です。摂氏では500度まで数字が見えます。私が使ったものは検温部分の針が15cmほどあるものです。

温度計の先が窯内部に届かないので、窯内部から温度計の先端までを空洞にしておいて、温度を測ろうという作戦です。

ドームを作る前に、設置してかないと後からは入れられないので、ここで設置しておきました。



窯の中に入れた砂を濡れた新聞紙で覆います。

この上に耐火セメントが載るのですが、砂のままでセメントを入れると、砂がセメントと一緒に固まってしまいます。

ここに新聞を入れておけば、新聞の下の砂はドームが固まった後に取り出せます。

ここも作業に熱中してしまい、写真がありません・・・。

新聞紙の上に、2~3cmほどの厚さでドーム屋根を作りました。薄い所があると、使っている間にそこから壊れてしまうので、よく確認しながら耐火セメントを塗りつけました。