2020年4月30日木曜日

ピザ窯をウッドデッキ上に移動させてみた その8

ウッドデッキのための床を載せる土台が完成しました。





周りを囲みつつ、重量のかかりそうなところはしっかりとした塊を土台にしています。

この上にコンクリートの床を作っていきます。





色々と悩んだのですが、実際に使うこの場所で床を作ってしまう方が、高さ調整などもしっかりできた床になるだろうと考えました。

型枠は針葉樹合板で作っています。幅が910mm以上だったので、底面は板を継ぎ足しています。

土台の上に乗っている部分なので、継ぎ足しが剥がれることはないと思います。

厚みは、いろいろと考えたのですが、50mmほどで大丈夫かな、ということになりました。

怖いのは、大きな板状のものなので、間にひびが入り割れてしまうことです。

家の基礎などもひびが入るとそこから崩れてしまったり、湿気が入ってしまうことになるので、ひび割れないように工夫をしているそうです。
コンクリートを使って基礎などを作るときには、直径が10mmほどの鉄筋を使うそうです。鉄筋が組み合わさることで、引っ張られても割れてしまいません。

また、コンクリートがアルカリ質なため、鉄筋は酸化しにくくなり、錆びないそうです。

よく鉄筋コンクリート、という言葉を耳にしますが、科学的にも相性のいい組み合わせなんだそうです。

家のピザ窯の床には鉄筋ほどの強度は必要ないので、ワイヤーメッシュを使います。

鉄筋よりは細いですが、格子に組み合わされているので、引っ張られてもコンクリートは割れにくくなるようです。

このワイヤーメッシュを型枠の中に入れます。




セメントを流し込めば、セメントの中で動かなくなるので、厳重に固定する必要はありませんが、流すときに動かないように鉄筋同士を組み合わせるときは、多少動きにくくする必要があります。

専用の番線などもあるのですが、少量しか使わないので細い針金で固定しました。

また、ワイヤーメッシュがコンクリートから出てしまうと、アルカリ性の保護から出てしまい錆びてしまうので、ちょうど真ん中らへんに入るように、浮かす必要があります。

コンクリートになじむ方がいいと考えたので、石やコンクリート片の上に載せておきました。

2020年4月28日火曜日

ピザ窯をウッドデッキ上に移動させてみた その7

旧ピザ窯の解体が完了しました。



この後、周りの壁も取り除きました。

ウッドデッキの床の高さを考えると、金づちなどを置いているバーベキューグリルの床ぐらいまではそのままで置いておくのがいいと考えられます。

バーベキューグリルはしっかりしているので、これを土台にして、その上にコンクリートの床を作れば、ピザ窯を載せるスペースが、ウッドデッキと一体化できると考えました。

床よりも高い位置に見える壁は、この状態のまま取り除けば、コンクリートの床を支える土台の一部になりそうです。




影のせいで、みにくくて仕方ないですが、土台の完成です。

奥の大きなかたまりが、元バーベキューグリルです。

あの位置にピザ窯が再建される予定なので、しっかりとした土台があると安心です。

手前の変な形の塊は、ピザ窯の前に人がよく立つことになるだろうと考え、コンクリートブロックで壁を作って、中に旧ピザ窯の廃材を詰め込みました。
ただのコンクリートの塊と比べると軽いし、穴に鉄筋などを通すことで倒れないようにすることもできます。

コンクリートや石のがれきをゴミに出すのは大変なので、土台の補強に使えると、ごみの処理代も節約できます。




後で、高さの微調整はできるだろうと考えているので、あまり厳密な調整はしていません。上にコンクリートの床を作るので、一番重さのかかる部分と周囲には、支えがあるように作りました。

これで土台は完成です。

2020年4月25日土曜日

ピザ窯をウッドデッキ上に移動させてみた その6

計画が定まったので、まずは今あるピザ窯を壊していきます。



今までお世話になってきたピザ窯です。

できるだけ同じような形状で復活させる予定ですが、取り壊すのは寂しいですね・・・。

ただ、そんなことを言っていては作業が進まないので、取り壊していきます。

重機なんて持っていないし、大きなハンマーなども持っていないので、手作業で上の方から壊していきます。



ディスクグラインダーで切り込みを入れて、金づちで叩いてみました。


思った以上にしっかり作っていたようで、思いっきり叩いても、大きく割れてくれません・・・。


でも、これ以外に方法はないので、できるだけ深くディスクグラインダーの刃を入れてコンクリートをカットして、叩き割る作戦でいきます。


地道に割っていった結果、ここまで広がりました。断熱用に入れていた砂や石の下から、窯本体のドームが見えてきました。

写真の左側が煙突のある前側で、右側が後ろ側です。

ここからは、スコップを手に持って断熱用の砂や石を取り出していきます。

セメント、耐火セメント、砂や石を種類別に分けておいて、新しく作るピザ窯で再利用するつもりなので、面倒くさいですが、ていねいに作業していきます。


バーベキューグリルの床まで解体できました。

こんな形で見ることになるとは思っていませんでしたが、頑丈に作ってあったので、ピザ窯として使われていても壊れたりしていませんでした。

この後、三方の壁も取り除きました。

できれば、この壁もピザ窯の土台の支えとして使いたいので、壁のままで取り外しました。

2020年4月23日木曜日

ピザ窯をウッドデッキ上に移動させてみた その5

計画が決まったので、作業に入っていきます。

まずは、もともとあるピザ窯を取り壊していきます。

このピザ窯の土台は、我が家を建てて最初にした大型DIYの作品であるバーベキューグリルです。



ただレンガを積んだだけですが、初めて扱うセメントに悪戦苦闘しながら時間をかけて積んだ愛着のある作品です。

残念ながらあまり使われなかったので、ピザ窯に作り替えられました。



ロケットストーブの原理を使った2層式にしたため、窯が温まるのに時間がかかり、いろいろと問題のある窯でしたが、家族でのピザパーティーで大活躍でした。

ただ、このピザ窯もウッドデッキができてからは、



ウッドデッキと高さが合わないため、使いにくい窯になってしまっていました。

しかも、ピザ窯を使えるようにするために、ウッドデッキ自体も小さくする必要がありました。



ピザ窯がなければ、右下の切り欠き部分は広くなっていたはずです。

そこで、今回ピザ窯を取り壊し、その部分もウッドデッキと同じ高さにして、その上にピザ窯を作り直したいと思います。

ピザ窯は、コンクリートブロックや耐火モルタル、耐火レンガなどで作ります。




ピザ窯作りに必要不可欠なモルタルです。他の耐火モルタルと違い、常温で硬化するので作業しやすいです。



普通のレンガだと、窯を使っているときに、高温に耐えられずに割れたりしてしまいますが、耐火レンガだと大丈夫だそうです。

こういう重い材料でピザ窯を作るので、総重量では200~300kgほどの重さになりそうです。なので、土台もその重さに耐えるだけの強度が必要です。

土台は、コンクリートで作る必要がありそうです。

2020年4月21日火曜日

ピザ窯をウッドデッキ上に移動させてみた その4

ウッドデッキにピザ窯を載せないとすると、ウッドデッキに隣接した場所に土台を作って、ピザ窯を作ることになります。




図面上では、3か所ほど候補地があるように見えます。でも、①はカボスの木が植わっています。




カボスはかんきつ類で、大分などで多く栽培されています。スダチなどのように、使われる果物です。

妻がカボスが好きなので、我が家の庭にも植えてあります。

②は、ブドウの樹が植えられています。




ブドウで検索すると、シャインマスカットが出てきましたが、植えてあるのはスチューベンです。




スチューベンは育てやすい品種で、毎年多くの実を付けてくれています。

糖度は高いのですが、種なしにしにくいため、あまり流通していないですが、ぶどうジュース作りなどで家族を楽しませてくれている品種です。

なので、③しか候補に残りません。

あの場所に土台を作ってピザ窯を作れば、ウッドデッキの狭い部分が解消されて、使い勝手のいいウッドデッキになりそうです。

でも、もともとピザ窯のある場所に移設するとなると、ピザ窯を解体してしまってから、もう一度作り直す必要があります。

どっちにしても移設するなら解体は必要で、持って運べるわけではありませんが、使える部分を分割して運ぶ方法は難しくなります。

他に場所がないのか、念入りに考えたのですが、どうも難しそうです。

そこで、



③の位置に土台を作り、その上にピザ窯を作る計画で進めていきたいと思います。