2020年5月21日木曜日

ピザ窯をウッドデッキ上に移動させてみた その17

写真がないのですが、窯の開口部を支える耐火レンガを積みました。



この半円形の周りに半分にカットしたレンガを積み、間には耐火セメントを入れていきます。



大量に必要な場合は、アサヒキャスターという耐火モルタルを使うのですが、この場合少量で済むので、こういうホームセンターに売っている商品を使いました。

これが2袋で開口部の耐火レンガを積むことができました。

入り口ができたら、窯本体を作っていきます。

窯の上の方は、ドーム型にしたいので、窯の内部にがれきを入れ、がれきの上に砂をたくさん入れます。

砂でドームの形を作っておいて、その上に耐火モルタルのアサヒキャスターを流し込めば、ドーム型の天井が出来上がります。砂はセメントが固まった後で、取り出します。





25kgあれば、ドームの天井を作っても大丈夫でした。


話が前後しますが、同時進行で、いろいろな作業をしています。

これは、大谷石で作った煙突の支えです。下は先ほど投入した砂で、後で取り出せば、この部分が空洞になるので、煙をここから排出することができます。


窯の中の様子をイラストにしてみました。分かりにくくてすみません。

基本的に、木を燃やすのは窯の奥になることが多いです。

燃えたことで出てくる熱は高い所にたまります。

もし煙突が図のように上の方にあると、せっかく出てきた高温をそのまま窯の外に出すことになります。これでは、なかなか窯が温まりません。


煙突の位置が低い方がいいとしても、奥の方に煙突を作ると、火から出た熱がそのまま煙突に入っていってしまいます。やはり窯の中にたまる熱が少なくなってしまいます。


この位置だと、奥の火から出た熱が窯の中に一定時間たまることになります。

しかも高温は高い所に留まるので、温度が上がりやすくなります。


今回のピザ窯では、もう少し欲張って、煙突を窯の中に設置して、高温がたくさんたまるようにしてみました。


煙突の支えの下の方は、窯の中に埋まっています。ドーム天井を固めるときに、煙突の支えも一緒に固めてもらう予定です。

この支えは、一番高温になる部分ですが、耐熱性の高い大谷石なので、何とかがんばってくれるはずです。


縁は、側面に設置した鉄平石の高さまでにして、中央は煙突よりも高くしておけば、窯本体はしっかり耐熱性が高く、また天井付近に高温がたまる構造になるはずです。

0 件のコメント:

コメントを投稿