2019年4月27日土曜日

パン保存ケースの木製台を作ってみた

これは、2016年7月のDIYです。

妻は、ときどきパンを作ります。料理が好きなので、「こんなパンを作りたい」と思ったら、いろいろと工夫をしながら作っているようです。

その妻から、作ったパンが乾燥しないように保存するケースを作りたいとの依頼がきました。作ったパンを撮影しておきたいので、保存できつつ、見栄えのいいものを求めているようです。

こういうDIYは苦手で、実用性を考えるのはできても、デザイン性や見栄えを考えても「よく分からない」となってしまいます。今までも、いろいろと考えて作ったものの、なかなか妻の眼鏡にかなう作品を作ることはできませんでした。



ネットで検索したら、こんな感じのものが出てきました。おしゃれだし、創作意欲もわくので、こんな感じでどうかと聞いたのですが、「これだと中身が見えない」と言われました。確かに依頼内容として、中のパンは見えるように、と言われていました。

真空にできるので、パンの品質は保てますが、見栄えが・・・。ネットで探しても、方向性が見出せません・・・。



メインは、パンを切ることなので、主な目的がずれていますが、この形だったら、中のパンがよく見えます。都合のいいことに、ケーキなどを入れて、乾燥させないためのケース(上の部分だけ)なら、持っているそうなので、上はそれを使って下の部分だけ木で作ってみることにしました。


そのケースがこれです。内心、中にお皿でも入れてこれをかぶせておけばいいのでは!?とも思ったのですが、せっかくの依頼なので、台を作ってみることにします。あまり凝ったものは求められていないようなので、シンプルを心がけます。


円形のカットは、丸ノコではできないので、ジグソーを使って、カットしていきます。ジグソーは刃が細く、上下動する力で切断する工具です。丸ノコと比べるとまっすぐカットする能力では劣りますが、ジグザグや円形のカットなどのフリーカットは得意です。


円形にカットすることができました。よく見るとガタガタしていますが、ジグソーだと仕方ないかなと思ってあきらめます。このままでフタを置いても、隙間が空いてしまってパンが乾燥してしまうので、密閉できるように工夫してみます。

円形にカットした板の縁に、もう1周円を書きました。この円がフタのサイズと同じ大きさになっています。この部分に溝を掘ることで、密閉できるようになると思います。溝は電動トリマーで掘ります。



これもフリーハンドでの溝堀りになるので、ゆっくり慎重に進めていきます。


掘ることができました。きれいな円とは言い切れないですね・・・。


近くで見るとこんな感じです。少しガタガタしているのと、木くずが残っているので、やすりがけをして、できるだけ滑らかに、木くずなどが残らないようにしていきます。


フタをのせたら、しっかりとはまりました。うまくはまらなかったら、微調整が必要だと考えていたのですが、あんなにガタガタしていた割に、一発OKでした。


仕上げにブライワックスのアンティークブラウンを塗りこみます。ブライワックスは、天然成分でできているので、食べ物でも大丈夫かなと思っていました。


塗った後です。塗ってから気づきましたが、ブライワックスは独特のにおいがします。油のにおいかなと思うのですが、落ち着くまではけっこうにおいます。妻にとっては、においが気になったようで、結局においが落ち着くまで作業小屋で放置されることになりました・・・。


大した工夫のある作業ではなかったのですが、どんなものが必要なのかをすりあわせて、結果的に必要な形にできたので、よしとします。

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