2019年4月2日火曜日

端材で小引き出しを作ってみた その2

小さな箱がたくさんできました。


呼びも入れて、11個こういう箱を作りました。微妙にサイズが違うのですが、カットの精度が低かったのが原因です。やっぱりスライド丸ノコが必要ですね・・・。


とりあえず、箱に装飾品を付ける前に、塗装をします。杉板は、未乾燥状態で購入するので、反ったりすることがあり、精度を出すのは難しい木材ですが、木目がきれいだと思います。しかも柔らかくて加工が楽です。

そこで、今回はミルキーホワイトに塗装せずに、木目を生かす方法で進めます。木目を生かして色を付けるためには、木材保護塗料か、


ワックスかの2択になると思います。



自分のイメージは、屋外で防水・防腐・防カビなどの効果が欲しい場合は、木材保護塗料で、室内で見た目をよくしたり、水分を弾くようにしたいときは、ワックスと考えています。

今回の場合は、室内で利用する小引き出しなので、ワックスを使ってみようと考えました。候補は、上記のワトコオイルとBRIWAX(ブライワックス)です。



どちらも、たくさんの方が使われていて、素敵な作品を作られています。違いといえば、ワトコは液体で、BRIWAXは固体という所でしょうか。最近の作業で、液体の塗装に飽きていたので、今回はBRIWAXを使うことにしました。


実際に使ったのは、アンティークブラウンという色です。


春だとこんな感じです。夏には、温度によって緩むのか、液状になるし、冬だと逆に固さが増します。どちらにしても、布などに付けて、塗装したいものに塗りこむようにします。

少し時間をおいてから磨くと、つやが出てきれいになります。塗装後の写真がないので、次の工程に進みます。

取っ手は、ネット通販で探して購入しました。

一応ネームプレートという商品ですが、下の部分に手をかければ、取っ手としても使えるだろうと考えました。


取っ手を付けたものが、こちらです。この木箱を入れる枠というか、本体を作成します。本体には、桐の集成材を利用しました。柔らかくて、杉の雰囲気と合うと思ったからです。



木箱9つを並べたいので、間に仕切りも入れないといけません。


仕切りは、板をこんな風に加工して入れました。こんなふうに、切り欠いた板同士をはめて、格子状にしました。


裏側は、見えない部分なので、強度アップと予算削減のために、合板を使いました。
合板は、木目の方向を、縦向きと横向きを交互に貼り合わせているので、反りやねじれが起きにくいそうです。

ここからが苦労しました。木箱がそれぞれにサイズが違うために、うまく入らないものがあったのです・・・。仕方ないので、やすりで削ったり、枠との相性を考えたりして、細かな修正作業が続きました。けっこうな時間を取られたと思います・・・。



何とか完成です。調整の結果、全ての引き出しが、スムーズに引き出せるようになりました。昔ながらの伝統工芸品のように、密閉性が高すぎるため、1つの引き出しを入れたら、他の引き出しが飛び出る、という風にはなりませんでしたが、いい仕上がりだと思います。


完成品は、妻への誕生日プレゼントとして受け取ってもらいました。リビングで、収納として使ってもらえたので、一応成功、ということにしておきます。

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