2024年9月28日土曜日

スタイロフォームを削る

型枠作成中です。




整形中の写真がないのですが、スタイロフォームを円形にくりぬきました。

サイズは、釜の直径を測って、釜と同じ形になるようにしました。

火が通り抜ける空間も必要なので、一回り大きく作っています。

スタイロフォームどうしは、それほど強くくっついてなくてもいいので、木工用接着剤で接着しました。

外からの圧力は強いと思いますが、引っ張られることはないので、木工用接着剤でもずれることはないと思います。

円形どうしが貼り合わさっているだけなので、形がデコボコしています。


なので、スタイロフォームの整形をしないといけません。



スタイロフォームの整形にはこの発泡スチロールカッターを利用しました。

電気で熱を起こし、発泡スチロールを溶かして切るものです。

スタイロフォームも同じように切ることができました。


整形したものがこちらです。

少しデコボコしていますが、釜が入ればいいと思って妥協します。

左の突起物は煙道です。

あそこから煙突につながる予定です。

2024年9月25日水曜日

パズルは仕上がってくるとやる気が出てくる

型枠パズルの前で苦しんでいます。



でもこんな風に組み合わさっていくと一気にテンションが上がります。

落ち着いて画像を見ると隙間がいっぱいで、この隙間から中身が流れ出て苦労することになるのですが・・・。

この時は型枠を組む作業に必死で、そんなところにまで目が行っていません。




裏側からもコンクリートが流れ込んでこないように、ふたをします。

工事現場で、型枠にプラダンを使おうとしていたら全力で止められそうですが、小さな枠の一部分なので、大丈夫なはずです。



大きな型枠ができました。

あとは釜が入る部分の空洞作りです。

ここで前述のスタイロフォームが必要になります。



スタイロフォームを組み合わせて釜の形を作り、型枠として利用します。

2024年9月21日土曜日

型枠パズル

ある程度構想が固まってきたので、後はやりながら考えるとして作業に入っていきます。

まずは型枠作りです。

家を作る現場などでは、本格的な型枠を使っているのを目にします。

ああいうところでは、その型枠を何度も利用できるので、何度も利用できるような耐久性、使い勝手がいいような工夫がされた型枠を利用して作業をされています。

でも、我が家で同じ型枠を使ってかまどをもう1つ、なんていうことはないです。

もし不具合が起きて作り直すことになったら、もう一度設計を見直すだろうから、同じ型枠は使いません。

なので、型枠は基本的に使い捨てとなります。

そこで、できるだけ廃材を利用して型枠を作っていきます。




コンクリートが隙間からしみだしてしまうので、こんなつぎはぎはだめだと思うのですが、真ん中の隙間を切り抜くのも大変そうなので、こんな風に作ってしまいました。

ちなみに真ん中の開いているところが焚口です。


焚口の中にはこんなパーツを入れます。

このパーツの内側にはコンクリートが流れないので、空洞になります。



1枚目の板と組み合わせるとこんな感じです。

板の向きは間違えていますが、組み合わさり方はこんなもんです。

一応考えていたのですが、型枠を組み合わせていくのが思った以上に大変です。

2024年9月18日水曜日

かまどの作り方を考える

ポータブルかまどにするためには、いくつか考えておかないといけないことがあります。

①煙突の設置方法
②設置方法

①ですが、ポータブルにするには短い煙突をつけたままにするか、取り外しのできる煙突にするかの2択になります。

市販品のものでも、こういうかまどがありました。

最初はこんなものでもいいかな、と思ったりしたのですが、多分これは簡易版で、熱効率はあまり考えられていない気がします。

餅つきなどで、たまにもち米を蒸すくらいなら、大掛かりなかまどを入手するより、コンパクトで収納に困らないこういう製品だと思うのですが、ちょこちょこご飯を炊きたいならしっかりしたかまどがよさそうです。

とりあえず、後で変更できるように、かまど本体に煙突のはじめ部分だけ付けておいて、後で延長できるようにしておこうと思います。

②の設置方法ですが、パーライトモルタルを使うとしても、多少は底の部分が熱くなる可能性は捨てきれません。

なので、底に足を付けて少し浮かせる方式にしておこうとお思います。

設置方法と主な資材が決まったので、細かなところも考えていきたいと思います。

型枠は木で作るとして、中の火の通り道をどうやって空洞にするのか考えないといけません。

これもネット上をうろうろしていると、いろんなことをしている先人の方がいらっしゃって、スタイロフォームをつかうことにしました。



家を建てるときに床下に入れられることの多い断熱材です。

発泡スチロールのような素材で、カッターなどで切ることができます。

これで空洞にしたい部分を埋めておいて、モルタルが固まった後に取り出せば、中に空洞を作ることができそうです。

2024年9月14日土曜日

ポータブルかまど

かまどを作るとなると先人の知恵を学びたくてネット上をうろうろしてみました。

が、かまどとなると、作っていてホームページやブログにアップしている人はほとんどいません。

そこで、かまどを作っている会社のサイトを見て、かまどのイメージをふくらませました。


わたしが行った古民家のかまども2口のものでしたが、こんな感じの物でした。

タイルはお化粧的な意味なのかな?と思いますが、もしかすると断熱のために付いているのかもしれません。

焚き口は薪を縦に1~2本入れられるくらいの小さなもので、その下に給気口がついています。

燃え始めると煙突が大量に空気を排出するので、給気口からたくさんの空気が入っていくことになります。

ここからはイメージ勝負になりますが、自分の加工技術も加味して設計をしていかないといけません。

かまど本体は、珪藻土を使って作る耐火断熱レンガで作られているそうですが、素人がそんな材料を手に入れようとするとすごいお金がかかるでしょう。

ネット上でいろいろとみていると、パーライトモルタルというものを使って、いろいろなものを作っている人がおられました。

モルタルにパーライトという園芸資材を混ぜて固めたものがパーライトモルタルなのだそうです。



パーライトは土壌の保水力を高めるために使われる人工的に作られた石だそうです。

内部に細かい穴がたくさんある「多孔質」のため、断熱性に優れるようで、モルタルに混ぜることで熱を伝えにくくする上に、パーライト自体が軽いので、出来上がったものも軽くなるようです。

軽く作れるのならば、持ち運びもできそうなので、ポータブルかまどを作ってみたいと思います。

2024年9月11日水曜日

かまどの構造

旅先でかまどのご飯の素晴らしさに感銘を受けてしまったのですが、家に帰ってからもかまどのことが頭を離れません。

昔から使われてきたものというのは、見た目も素敵ですが、構造もとても理にかなっていて、使いやすく合理的な形になっています。

かまどは薪をくべる口が小さいのですが、火はすべてかまどの下に当たるようになっています。

しかもお釜の下側は丸くなっているので、火の熱を効率よく下側全面から受け止めます。


分かりづらい図ですが、水色がかまど本体で、黒いのが釜です。

木から出た熱が釜の下部前面に当たり、煙突から排出されます。

煙突は屋外に出てから、ある程度の長さで取り付けられているので、物を燃やし始めると上昇気流を発生させ、焚口からは空気がどんどん入っていきます。

空気の量が増えると燃焼効率も上がるので、温度も上昇するし、薪も燃え残らずにきれいに灰になります。また燃焼効率がいいなら、薪の量も少なくて済みます。

釜の中には水が入っているので、どれだけ高温で熱しても100度以上にはならないようになっているので、炊きあがりの頃だけ強火に当てないように注意すればいいので、管理も難しくありません。

火を見るのは昔から好きで、ピザ窯も火を楽しむために作ったようなものなので、構造を知れば知るほど、かまどが好きになっていきます。




かまどが欲しいので、ネットでも探してみました。


結構な値段がします。

手間のかかる重量物を作って送るんだから当たり前だと思います。

今回もかまどをDIYで作ってみようと思います。

2024年9月7日土曜日

旅先で食べたかまどのご飯

これは、2024年2月のDIYです。

このDIYをする少し前に岡山に旅行に行きました。

岡山だったのですが、古民家を1棟借りして中を自由に使えるというスタイルでした。

旅行中に写真を撮っていなかったのが悔やまれますが、とってもいい雰囲気の建物で、必要な場所は手を入れられていて、居心地もよく、その中に昔の生活を感じさせるものも置かれてあったりしました。

私は古い道具や建物が好きなので、いろんなところを見て回って感動していました。

お風呂も五右衛門風呂で、外から釜戸に薪をくべてお湯を温めながら入ることができます。(シャワーもあるので、面倒だったらそちらも利用できます。)

その中でも一番楽しかったのがかまどです。

昔ながらのかまどが土間に置かれていて、実際に利用することができます。


暗い所で撮影したものをトリミングしているので見えにくいですが、昔ながらのかまどです。

ネットでも販売しているようです。

かまどでご飯なんか炊いたことがなかったので、恐るおそる説明を見ながら炊いたのですが、炊きあがったご飯の美味しいこと!!

家族全員がご飯を食べたくて、おかずを食べているというような夕食になりました。

次の日も妻には「旅行先で朝から炊事しなくても・・・」と言われながら、もう一度炊いてみました。

前日の夕食では美味しかったものの、少しおこげがあったので、おこげができないようにと試行錯誤した結果、今度は少しお米が固くなってしまいました。

食べれないことはないものの、悔しい気持ちでいっぱいです。

もうこの時点でかまどの魅力にはまってしまっていたのでしょう。