2024年9月14日土曜日

ポータブルかまど

かまどを作るとなると先人の知恵を学びたくてネット上をうろうろしてみました。

が、かまどとなると、作っていてホームページやブログにアップしている人はほとんどいません。

そこで、かまどを作っている会社のサイトを見て、かまどのイメージをふくらませました。


わたしが行った古民家のかまども2口のものでしたが、こんな感じの物でした。

タイルはお化粧的な意味なのかな?と思いますが、もしかすると断熱のために付いているのかもしれません。

焚き口は薪を縦に1~2本入れられるくらいの小さなもので、その下に給気口がついています。

燃え始めると煙突が大量に空気を排出するので、給気口からたくさんの空気が入っていくことになります。

ここからはイメージ勝負になりますが、自分の加工技術も加味して設計をしていかないといけません。

かまど本体は、珪藻土を使って作る耐火断熱レンガで作られているそうですが、素人がそんな材料を手に入れようとするとすごいお金がかかるでしょう。

ネット上でいろいろとみていると、パーライトモルタルというものを使って、いろいろなものを作っている人がおられました。

モルタルにパーライトという園芸資材を混ぜて固めたものがパーライトモルタルなのだそうです。



パーライトは土壌の保水力を高めるために使われる人工的に作られた石だそうです。

内部に細かい穴がたくさんある「多孔質」のため、断熱性に優れるようで、モルタルに混ぜることで熱を伝えにくくする上に、パーライト自体が軽いので、出来上がったものも軽くなるようです。

軽く作れるのならば、持ち運びもできそうなので、ポータブルかまどを作ってみたいと思います。

2024年9月11日水曜日

かまどの構造

旅先でかまどのご飯の素晴らしさに感銘を受けてしまったのですが、家に帰ってからもかまどのことが頭を離れません。

昔から使われてきたものというのは、見た目も素敵ですが、構造もとても理にかなっていて、使いやすく合理的な形になっています。

かまどは薪をくべる口が小さいのですが、火はすべてかまどの下に当たるようになっています。

しかもお釜の下側は丸くなっているので、火の熱を効率よく下側全面から受け止めます。


分かりづらい図ですが、水色がかまど本体で、黒いのが釜です。

木から出た熱が釜の下部前面に当たり、煙突から排出されます。

煙突は屋外に出てから、ある程度の長さで取り付けられているので、物を燃やし始めると上昇気流を発生させ、焚口からは空気がどんどん入っていきます。

空気の量が増えると燃焼効率も上がるので、温度も上昇するし、薪も燃え残らずにきれいに灰になります。また燃焼効率がいいなら、薪の量も少なくて済みます。

釜の中には水が入っているので、どれだけ高温で熱しても100度以上にはならないようになっているので、炊きあがりの頃だけ強火に当てないように注意すればいいので、管理も難しくありません。

火を見るのは昔から好きで、ピザ窯も火を楽しむために作ったようなものなので、構造を知れば知るほど、かまどが好きになっていきます。




かまどが欲しいので、ネットでも探してみました。


結構な値段がします。

手間のかかる重量物を作って送るんだから当たり前だと思います。

今回もかまどをDIYで作ってみようと思います。

2024年9月7日土曜日

旅先で食べたかまどのご飯

これは、2024年2月のDIYです。

このDIYをする少し前に岡山に旅行に行きました。

岡山だったのですが、古民家を1棟借りして中を自由に使えるというスタイルでした。

旅行中に写真を撮っていなかったのが悔やまれますが、とってもいい雰囲気の建物で、必要な場所は手を入れられていて、居心地もよく、その中に昔の生活を感じさせるものも置かれてあったりしました。

私は古い道具や建物が好きなので、いろんなところを見て回って感動していました。

お風呂も五右衛門風呂で、外から釜戸に薪をくべてお湯を温めながら入ることができます。(シャワーもあるので、面倒だったらそちらも利用できます。)

その中でも一番楽しかったのがかまどです。

昔ながらのかまどが土間に置かれていて、実際に利用することができます。


暗い所で撮影したものをトリミングしているので見えにくいですが、昔ながらのかまどです。

ネットでも販売しているようです。

かまどでご飯なんか炊いたことがなかったので、恐るおそる説明を見ながら炊いたのですが、炊きあがったご飯の美味しいこと!!

家族全員がご飯を食べたくて、おかずを食べているというような夕食になりました。

次の日も妻には「旅行先で朝から炊事しなくても・・・」と言われながら、もう一度炊いてみました。

前日の夕食では美味しかったものの、少しおこげがあったので、おこげができないようにと試行錯誤した結果、今度は少しお米が固くなってしまいました。

食べれないことはないものの、悔しい気持ちでいっぱいです。

もうこの時点でかまどの魅力にはまってしまっていたのでしょう。

2024年9月4日水曜日

両面時計完成

組み立て作業が続いています。


片側を蝶番で留めて開くようにしたので、もう片方には掛金をつけます。


これもアイアンペイントで塗装しました。



本体はシルバー、細かな部品はアンティークゴールドにしました。


これで完成なので、庭につけてみようと思います。



文字盤の白さが新品感を出していて、なじむ感じではありませんが、



大きいしシンプルなので、とても見やすいです。

庭にまた一つ愛着のわく物が増えました。