周りを囲みつつ、重量のかかりそうなところはしっかりとした塊を土台にしています。
この上にコンクリートの床を作っていきます。
色々と悩んだのですが、実際に使うこの場所で床を作ってしまう方が、高さ調整などもしっかりできた床になるだろうと考えました。
型枠は針葉樹合板で作っています。幅が910mm以上だったので、底面は板を継ぎ足しています。
土台の上に乗っている部分なので、継ぎ足しが剥がれることはないと思います。
厚みは、いろいろと考えたのですが、50mmほどで大丈夫かな、ということになりました。
怖いのは、大きな板状のものなので、間にひびが入り割れてしまうことです。
家の基礎などもひびが入るとそこから崩れてしまったり、湿気が入ってしまうことになるので、ひび割れないように工夫をしているそうです。
コンクリートを使って基礎などを作るときには、直径が10mmほどの鉄筋を使うそうです。鉄筋が組み合わさることで、引っ張られても割れてしまいません。
また、コンクリートがアルカリ質なため、鉄筋は酸化しにくくなり、錆びないそうです。
よく鉄筋コンクリート、という言葉を耳にしますが、科学的にも相性のいい組み合わせなんだそうです。
家のピザ窯の床には鉄筋ほどの強度は必要ないので、ワイヤーメッシュを使います。
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このワイヤーメッシュを型枠の中に入れます。
セメントを流し込めば、セメントの中で動かなくなるので、厳重に固定する必要はありませんが、流すときに動かないように鉄筋同士を組み合わせるときは、多少動きにくくする必要があります。
専用の番線などもあるのですが、少量しか使わないので細い針金で固定しました。
また、ワイヤーメッシュがコンクリートから出てしまうと、アルカリ性の保護から出てしまい錆びてしまうので、ちょうど真ん中らへんに入るように、浮かす必要があります。
コンクリートになじむ方がいいと考えたので、石やコンクリート片の上に載せておきました。