ここで、防水のことが気になってきました。
ピザ窯を作る前に、BBQコンロ台にしていたころ、収納部分は、いつもカビっぽいにおいがしていました。
開口部はなくても、レンガやセメントは水を遮断するわけではないので、じわじわ染み込み、中を湿気させていたのです。
ピザ窯の周りに、水分があると、それが蒸発しきるまで、100℃を超えないことになってしまいます。
そこで、断熱用の砂の上に、防水剤を入れたセメントを塗ることにしました。
防水剤は、ホームセンターなどで売っているもので、セメントに水を混ぜるときに、加える液体状のものです。
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これを混ぜると、水がセメントを抜けなくなります。
作業に熱中しすぎて、途中の写真がないのですが、窯の上部一面に防水セメントを塗りました。
そして、一緒に煙突の取り付けも行いました。
耐火レンガで土台を作り、土台の中に30cmほど埋め込むことで、
グラグラしにくいようにしました。
これで、性能的には完成です。
写真には、他にも、開口部の蓋も写っていますね・・・。
これも、同時進行で作っていきました。
小さい子どもがいるので、何をするか分かりません・・・。
外からうっかり触っても火傷しないように工夫しました。
窯側は鉄板、その外に10mmほどのアサヒキャスター(耐火セメント)、そして、その外に普通のセメントを20mmほど重ねました。
取っ手は、SPFという木材を切って作りました。
30mm以上の厚さで、しかも3層になっているので、熱が伝わりにくくなり、使っていても蓋はあまり熱くなりません。
最後に、外側全体をホワイトセメントで塗りました。
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裏側はフェンスとの距離が近く、塗るのが大変でしたが、レンガとブロックを使っている違和感もなくなったし、すっきりしたと思います。
そして、実際に使用してみました。
ロケットストーブを活用すると、薪の量は少なくて済みます。
それに特有のゴウゴウという空気を引き込む音がかっこういいです。
けれど、窯が温まるまでは、時間がかかります。
最近は、使うときには、ロケットストーブを使わずに、窯本体に薪をくべて使うことが多くなりました。
その方が半分くらいの時間で、ピザが焼けるようになるのです。
ロケットストーブは思ったように使えませんでしたが、ピザはカリッカリに焼けます。
またピザの後には、焼き芋も楽しめるし、ダッチオーブンなどを持っていれば、煮物の材料を水と一緒にいれておけば、柔らかく煮込むこともできます。
BBQコンロ台よりも、活用の幅が広がり、作ってよかったと思います。
まあまあ田舎に立地している我が家は、家の横が田んぼです。
駅が遠かったり、店が少なかったりと、不便なことも多いですが、ピザを焼いて少し煙が出ても、気にしなくていいのは利点ですね。
熱中症にもなりかけたし、頭がぼーっとして失敗したところもありましたが、家族でピザを食べていると、作ってよかったなぁと実感します。
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