2019年5月29日水曜日

庭の池を増設してみた その5

それでは、せせらぎの仕組みづくりを進めていきます。


中央の古びた着色された水道管が、滝の水の出る部分になります。この反対の端は、池の一番端の部分まで伸びていて、そこからポンプで取水して、ここに送る作戦です。



このポンプを使用するのですが、購入するときにびっくりしました。なんと、このポンプは、60Hz専用なんです。とはいっても、ほとんどの人は、60Hzって言われても何なのかご存知ない方が多いと思います。私もそうでした。

少し歴史の話になってしまうのですが、日本は、江戸時代から明治時代に切り替わるときに、一気に文明が入ってきました。一度に入ってくるということは、場合によっては、入る場所によって、違う技術が入ることも出てきてしまいます。

電気に関しては、まだ発電所などがなく、小さな発電機を使っていたころに、東京を中心とする東日本には、ドイツ製の発電機がたくさん輸入されたようです。たいして、京都や大阪を中心とする西日本には、アメリカ製の発電機がたくさん輸入されました。

その発電機の違いが、現在にまで至っているようです。ドイツ製の発電機は50Hzの物がほとんどで、アメリカ製の発電機では、60Hzのものがほとんどでした。

使っている電化製品もその周波数に合わせて作られているので、大きな発電所を作って、電気を送るようになったときにも、その電化製品に合わせて、東日本は50hz、西日本は60Hzになるように、設計されたそうです。

最近の電化製品は、ほとんどのものが、日本中のどこで使っても大丈夫なように作られてるようです。つまり、周波数が50Hzでも、60Hzでも使えるようになっているのです。仕組みは様々で、ボタンなどで対応周波数を切り替えるものもあるし、そのまま使えるものもあります。

ただ、周波数が違うということは、振動の回数が違うということなので、物を回転させたりする電化製品では、50hzより、60hzの方が、回転数が高くなってしまう用です。

今回使用するモーターでは、1分間でどのくらいの水をくみ上げられるかが、生き物の環境のために大切なので、多少の違いにも目をつぶらず、50Hzと60Hzで商品を分けているということなんだと思います。

そういうことを調べて納得できると、会社が、自分の作っている商品に誇りをもっているんだなぁ・・・、と実感できることが多くて、うれしく思います。


少し使用した後なので、汚れてしまっていますが、このポンプのありがたい所は、ポンプの口の部分の大きさが、今回使う水道管とほとんど一緒、という所です。特に改良を加える必要もなく、そのまま使うことができました。

池の一番端の部分です。関係のない水道管も多いので、ややこしいですが、真ん中にある、池の中に入っている水道管が、ポンプの水をくみ上げるための水道管です。

またまた説明がながくなってしまったため、続きは次回に。

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