2019年5月4日土曜日

剪定枝を使ってスプーンとバターナイフを作ってみた その4

それでは、バターナイフ作りを始めていきます。まずは、枝選びからです。枝選びにも、苦労しました。そもそも、バターナイフを作るためにオリーブを育てているわけもないので、オリーブの枝は、葉をできるだけ太陽に当てるために上へ上へと向かっていきます。

そんな枝の中でも、不要な枝が剪定枝なわけで、不要ということは、形が貧弱だったり、曲がっていたりすることがおおいのです。その中からできるだけまっすぐで、ある程度の太さのあるものを選ぶのに苦戦しました。


苦労の末、この枝を選びました。根本は、大きな枝から切り出したので、その根元部分だけ太くなっています。パッと見、スプーンに使えそうに見えますが、枝の奥の方だけが太いので、スプーンは無理です。

この枝が、手持ちの剪定枝の中では一番まっすぐに素直に生えてくれていたので、この枝を使うことに決めました。

SPFでは、リューター(ルーター)を使って作業を進めていたのですが、リューターは小さくて細かな作業がしやすい反面、パワーが足りないように思います。



細かな作業がしやすいので、本当に便利な道具なのですが、大きく削るには、時間がかかります。しかも、前回の投稿で紹介したとおり、今回使うのはオリーブの木なので、硬くて余計に時間がかかるかもしれません・・・。

そこで今回は、トリマーを使うことにしました。



トリマーはリューターと似ている道具ですが、大きくて反動も大きいので、削りたい板の上に置いて使います。太さ的にも回転数的にも、手に持つ道具ではありません。なので、今回の使い方は、まったくもってほめられたものではありませんので、マネはしないでくださいね。


トリマーの固定のためのカバーを外すとこのようになります。この状態のトリマーを手で持って、枝を削っていきました。慎重に、慎重に、ゆっくりゆっくり進めていったので、ケガはしませんでしたが、心臓の縮む思いでした・・・。


全然バターナイフらしくなっていないのですが、元の枝の状態から考えると、かなりの進歩です。やはりオリーブの枝は硬く、リューターだったら、モーターが焼き切れてしまっていたかもしれません・・・。

でも、とりあえず大まかな整形ができたので、後はリューターと手作業で進めていきたいと思います。

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