今回から、小屋本体の建築に入っていきます。
小屋自体は、少し変則的なところもありますが、2×4工法で建てたいと思います。
2×4工法とは、アメリカ発祥の規格のようで、柱と壁の組み合わせで、建物を支える工法だそうです。
日本の建築物は、柱で建物を支える(大黒柱など)ように作られています。
2×4工法では、壁用の柱を組み合わせて、そこにコンパネを貼ることで、柱がぐらつかなくなる(面で固定する)ことで、壁ごとに建築していける工法だそうです。
私のように、1人DIYで進める場合には、とてもありがたい工法です。
実際に、アメリカの西部開拓時代には、腕のいい大工さんがいなくても、自分たちで建てて、壊れずに維持できる工法として採用されたようです。
では作業に入ります。
まずは、周囲の基礎と中央の基礎の上に乗るように、SPFの2×4材を渡していきます。
2×4材とは、2×4工法で使われている建築の規格で、2とか4の数字は縦×横の長さを表しています。
アメリカなので、単位はインチで、1インチは25.4mmだそうです。
だと、2×4は、50.8mm×101.6mm なんですが、実際には2×4材は、38mm×89mmです。
その違いの理由には、乾燥前に測ったとか、カットする前に測ったなどの説があるようです。
なお、木材はSPFという材料を使うことが多く、このSPFは、針葉樹系で、成長の早い植物の総称のようです。
成長が早くまっすぐに伸びる、杉などの植物は、木も柔らかく、木目も素直なので、加工がしやすいことが多いです。
木材を配置してみました。
本当は、カットしていない木材で行きたかったのですが、3600mmは、車に乗らないので、全て1820mmの木材を使用しました。
なので、縦方向の木材は、2本つなぎ合わせています。
木材を置く方向ですが、横方向に置いた方が安定するのですが、そうすると、上からの重みに負けて、反ってしまうので、縦方向に置いています。
置いて、高さがあっていれば、板同士を固定していきます。
写真の右端の方に、変な所に木材が入っているのは、生活排水の点検口のところです。
何かあったときに、上から覗けるように、ここの床だけ、取り外せるようにしようと考えました。
続いて木材の上に、コンパネを置いていきます。
先ほどの写真とは反対方向からの写真です。
コンパネの大きさに合わせて、床の大きさを計算しておいたので、ぴったり収まりました。
コンパネの裏と、コンパネの下の木材には、一応、木材保護塗料を塗っています。
木材保護塗料は、木に染み込む塗料で、ペンキのように膜を作らないので、はがれてしまうこともなく、浸透した成分が、木に水が入り込むのを防いでくれるので、湿気に多少強くなります。
|
|
|
とにかく、塗らないよりまし、という考え方です。
先ほど紹介した、生活排水の点検口がこちらです。
頻繁に開けることを考えていないので、開けるときは、マイナスドライバーなどを差し込んでこじって開けるとして、普段は、邪魔にならないように、ただ、はめただけです。
床が見えたことで、建物の雰囲気が出てきました。
季節的に(6月)、雨が多いので、作業中断期間は、上にブルーシートを置いています。
早く建てたくて、週末が待ち遠しい時期だったのを思い出します。
0 件のコメント:
コメントを投稿