これで、雨が降っても安心になりました。
なので、中に運び込んだ「元猫の小屋」を作業台として使い、壁に使う杉の未乾燥材を、加工していきます。
壁をどうするかについては、他の部分を作りながらも考え続けていた部分です。
簡単にできるのは、鎧張りという貼り方で、
右側の板が、壁材です。
下から貼っていき、少し重なりを作ることで、隙間からの雨の入り込みを防ぎます。
また、下から貼ることで、重なり部分は上の方が外側になるので、降って壁に付いた雨が垂れても、建物の内部には入り込みません。
板も加工せずにそのままでいいので、木材さえそろえればすぐにできます。
でも、DIYで楽しみながら作っているのに、ここを鎧張りで済ませるのはもったいない気がしてきました。
そこで、「合いじゃくり加工」という加工をして、板をフラットに貼れたらと思い、いろいろと調べてみました。
一番いいのは、加工済みの壁材を買うことですが、そんなことをしたら、建築費が一気に増えてしまいます。
なので、トリマーという電動工具を使って、自分で加工に挑戦します。
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トリマーとは、板に溝を掘ったり、削ったりする工具です。
この工具を使って、板を下の絵のように加工します。
こんな風にしておけば、外から見たときには、フラットに見えるし、向きを気をつけておけば、鎧張り同様に、中に雨が入り込む心配はありません。
ただ、壁一面に貼り付ける板全てを、加工する必要があるので、けっこう大変な作業になりそうです・・・。
そこで、加工のための冶具を作ってみることにしました。
冶具とは、加工のために必要な補助具のことです。
したい加工によって、いろいろな冶具を作っておくことができます。
よく使われているのは、丸ノコの定規などでしょうか。
まず、廃材の板に、トリマーのケース部分を固定します。
ケースの四隅に穴があったので、これをネジ留めします。
その後、トリマーの通る部分に、穴を開けます。
本体を付けると、こんな感じです。
これをひっくり返して、トリマーを下にぶらさげて、トリマービット(削る部分)を上に出して、どんどん削っていく考えです。
裏から見るとこんな感じです。
後は、トリマーぎりぎりに板をつければ、削りたい板の端っこを削ることができます。
この後は、大量の板の加工です。
未乾燥材を買っていたので、多少乾燥期間をとりました。
板と板を少し離して放置しておくだけです。
その板を、並べて、電動サンダーでやすり掛けしていきます。
面倒なので、外側だけにしました。
やすり掛けすると
①表面をツルツルにして、手触りをよくする。
②塗料の量を少なくできる。
という効果が得られます。
②は、でこぼこしているときより、表面積が小さくなることが原因だそうです。
難しいことを考えなくても、ザラザラになっている板に塗料を塗っていると、時間がかかるし、塗料の減りも早い気がします。
やすり掛け後に、先ほどの冶具で溝を掘り、加工は終了です。
その後、外側だけに木材保護塗料を塗りました。
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木材保護塗料は、浸透性のある塗料なので、中に染み込みます。
その上で、水をはじいてくれるので、木が腐るのを予防することができます。
壁は、雨が当たっても、流れるので、その程度の防腐対策で大丈夫だと考えました。
長くなったので、今回の記事はここらへんで終わっておきます。
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